e-ni-shi その21
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２か月ほど前、テレビ番組でテノール歌手のプラシド・ドミンゴ氏が語っているのを偶然目にしました。 to be continued...
ドミンゴ氏は、例えばコンサートが決定され、そのことを知った人々がコンサートに行こうと思った瞬間から、自分とその人々との間にはテレパシー（？）のようなバイブレーションのようなつながりがすでに生まれているのだ、そして遠い日本でスケジュールを調整したりチケットを購入したりしているそれぞれの人とコンサートの準備をする自分とが、奇跡のような絆で結ばれているのだ、というような内容を話しておられました。つよく引き込まれて画面にくぎづけになりました。
こんな世界の頂点に立つ人の話と結びつけるのは僭越きわまりないのですが、その頃の私は、２０周年記念誌のタイトルが決まって以来「縁」という言葉の不思議な力について考え続けていたので、ドミンゴ氏の話す「目に見えない絆」がとてもリアルに感じられたのです。（続く）
